(亜美寿真 )沼る女
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全ページ数 | 203 |
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作者 | 亜美寿真 |
発売日 |
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巷の評価平均:5(1件)
- 巧みで上質な、ヒロインが”逝く”時の描写力5
- 一陣の光2024-12-28
- 既刊の前作「ななまん」では、純愛モノが中心でしたが本巻では"IQ低めな女子”に挑戦……、”comic快楽天”へ掲載された、短篇・九作品を収録したワニマガジン社刊としては二冊目の、自身通算・三冊目の単行本。印象に残った収録作品は、”男バス”のマネジャーでヒロインな”種村くるみ”が気になって、”男バス”全体が浮足立っている中、必死に冷静さを保っている男子主人公の”翔吾先輩”は………短篇「種村くるみは今日も可愛い」。『はじめて』という彼女に、懐疑的だった”翔吾先輩”が処女だと気がつく流れが眼福な、お話でした。読後に感じたのは、ヒロインが”逝く”描写の、巧みな表現力。前巻「ななまん」に収録の短篇「かんこう」でもその片鱗を感じていましたが、更に上質な描写となって本巻へ華を添えています。”IQ低めな女子”の、軽快かつコケティッシュなカラミも良かったですが、正統派で前述の「種村~」、短篇「カノジョになってあげよっか?」路線の方が、個人的には好みでした。難しいとは思いますが、ヒロインが”逝く”姿に特化した作品を読んでみたい、と、強く感じた一冊でした。良作。
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